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2025年第1回ウィッグイベント
3月29日(土)に今期1回目のウィッグ
体験会を開催しました。
今年1回目のウィッグ体験(試着)会を
首都圏サロンで体験会を行いました。
サロンのお客様向けに、特許ウィッグと
ふんわりボリュームアップシャンプーの
体験会です。
シャンプーもウィッグ購入いただいたお客様を
含めて相当数の予約をいただきました。
次回は来月に開催予定です。
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振り子理論
人間万事塞翁が馬
長い人生、良いことも
悪いことも起こります。
不幸せに思えたことが幸せに
つながったり、その逆だったり。
幸せ不幸せは短絡的に判断しては
いけませんね。
振り子は、左右に同じ量だけ
揺れます。
右に大きく揺れたら必ず左に
大きく揺れます。
右に小さく揺れると、左にも
小さく揺れます。
右に僅か揺れると、左にも
僅かに揺れます。
例えば、右側が悪いことで左側が
良いこととします。
すると右側に大きく揺れると
とても辛いことが起こるけど
必ずとても良いことが起こります。
だから、悪いことが起こっても
決して悲観的にならず、
よっしゃ!
きたああああ!
どんだけ良いことが起こるんだろう!
辛いことが大きいほど、
良いことだって大きいと信じて
人生は振り子ですから、大きく揺れた
ときはチャンスです。
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ジーン・ディクソン効果
数撃ちゃ当たる商法
今更のことですが、
日本は太古の昔から地震列島です。
いつでも、どこでも、
大震災に見舞わられる可能性が
あります。
その場所と時間が
わからないだけのことです。
以前、
日本国内の大震災を的中された人が
ネットで騒がれていました。
的中???
実際の投稿は、年月日と
大凡の震度(M6-8クラス)と大まかな場所(関東近辺)
を当てただけの単なる予想です。
予言とするなら
年月日だけではなくて何時何分まで、
ピンポイントな場所と地震規模
までの詳細な情報が
絶対に必要です。
前述の自称予言者は、
長年に渡って毎日のように地震予想を
大量に投稿していました。
的中後に、外れた投稿をすべて
削除して的中した事実をアピール
しただけでした。
今から61年前の1963年に
ケネディ大統領暗殺予言で
一躍有名になり、大儲けした
伝説の女性がいました。
この女性は、
外れた予言が異常なほど
多いことでも知られて
います。
所謂、
” 下手な鉄砲も数打ちゃ当たる!”
そこで、
当たった予言に比べて外れた予言が
忘れられがちなために、的中率が
高いように思い込まれることが、
「ジーン・ディクソン効果」
と呼ばれています。
前述の地震を的中させた方が
騒がれたのも
ジーン・ディクソン効果
でしょう。
ネット時代、
数撃ちゃ当たる商法には
注意が必要です。
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ネアカ のびのび へこたれず
ダイエー創業者・中内功(※)さんの座右の銘です。
※ 名前の正式な用字は「功」ではなく
「㓛」(「工+刀」)
どんなに逆境のときでも、前向きに
希望をもって、生きることが大切である
との意味です。
僕は、20代の一時期をダイエーで働いていました。
西宮勤務からはじまり、24歳で浜松町へ転勤、
平成元年までお世話になった会社です。
しかしながら、実際は、
席を置いていただけで、欠勤、遅刻はしょっちゅうで
システム納期は遅らせる、バグだらけのプログラムを
納品する、運用部門、ユーザ部門にも随分ご迷惑を
掛けていました。
社内昇進システムでは、新人が最初にチャレンジする
L職と言われるグレードテストも不合格です。
ちなみにL職テストはほとんどの社員が合格します。
実務もダメ、試験もダメ、典型的なダメ社員でした。
そんな下の下の社員ですから、
当然ながら中内さんと会う機会は一切ありません。
定期的に、全社員に配布される中内さんから
メッセージ(From 中内CEO)レターが唯一の接点
でしたが、読み込むこともせずにすぐにゴミ箱に
捨てていました。
ただ、CEOという肩書が気になっていました。
CEO???なんやそれ?
ちなみに日本の経営者で最初にCEOを使ったのが
中内さんです。
当時から時代を先行する経営者でした。
中内さんは、第二次世界大戦の地獄の戦場から
帰還されて、事業を興して当時格下と思われていた
小売業を巨大産業に育て上げて1972年には三越を
抜いて、小売業売上高首位。
1980年には、日本で初めて小売業界の売上高1兆円を
達成。その後、あらゆる業態でビジネスを拡大し、
ダイエーグループ(ダイエー王国)を形成し、
中内さんは、名実ともに流通王と呼ばれ、経団連副会長
にも抜擢されました。
全国の地場スーパーマーケット、プロ野球球団、
ホテル、プランタン、リクルート、ハワイの
ショッピングセンター、外食、テレビ局・・・
衰えることなく、勢いを増す一方です。
1993年には、流通業界出身初の勲一等瑞宝章を受章。
1984年にレジオンドヌール勲章を、2000年に
イサベル女王勲章を受章しています。
晩年は、辛く寂しいことになりましたが、戦後を
代表する大経営者であり、経済界に残した功績や
影響力は今も色褪せることはありませんし、
これほどスケールの大きい経営者は、二度と
現れないとも思います。
経営者として天の邪鬼で強引な方だったようですが
生涯変わらなかったのが、顧客の為にの精神です。
中内さんの経営理念の”For The Customers”です。
そのことを象徴するのは、バブル崩壊後でダイエーの
経営が厳しくなり始めた頃の1995年1月に
阪神淡路大震災発生直後の中内さんの行動です。
東京の自宅で大震災をニュースで知った中内さんは、
地震発生1時間後の午前7:00に被害がない
東京浜松町本社に災害対策本部を設置。
さらに開けられる店舗(ダイエー、ローソン)は
すべて開けるように、開けられない店も
明りを灯すこと、路上でもいいから在庫している
飲食料品を売ることを指示しています。
同時に、役員を含めて福岡、東京から支援部隊を
大量の物資とともにヘリコプターまで使って
送り込みます。
低迷していたダイエー自体も大震災でトドメを
刺されていたにも関わらず、自社の再建よりも
お客様を優先して、お客様の為にすべての
用意できるリソースを惜しみなく投入しました。
ちなみに、当時の村山内閣が対策本部を設置
したのは、地震発生3時間後の午前9:00です。
”はじめてのことなので・・・”と首相がオドオド
しながら、機能マヒを起こして有効な指示が
全くできず、初期被害を拡大させたこととは
雲泥の差です。
なお、村山首相は初動対応の失敗を認めて謝罪し、
全責任を持つのでとして、全権を現場に与えて
震災対応を迅速に進めたことは評価されています。
阪神淡路大震災発生直後の中内さんの一連の
動きは、有事での正しい思考であり
正しい行動です。
もし、今、中内さんが健在なら具体的に
どんな対策を講じるのかはわかりませんが、
国民の命を守る行動を躊躇なく、迅速に
実行することは間違いないと思います。
有事の今こそ、中内さんのようなリーダーが
求められています。
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今を全力で生きましょう。
永遠の別れ
新年のブログ投稿が遅れました。
2025年始早々に生涯初のインフルエンザに罹患。
その翌週に実母が逝去(享年89歳)。
残念ながら母の最期に立ち会うことはできず。
呆然としながら急いで帰省。
メンタル的には、かなりキツイです。
追い込まれています。
喪主としての法要、
独りきりになると、止め処無く涙が溢れ出します。
生きているときにあーしておけばよかった。
なんで、できなかったのか・・・。
後悔の時間を過ごしています。
でも、
過去には戻れない、
未来はわからない、
生きている自分にできること
それは、
今を全力で生きること。
それしかないですね。
合掌
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年末になると思い出すお客様
年越し前の一大事
毎日使用する男性用部分ウィッグの
寿命は大凡2年ほどです。
2年以上経過しますと毛量が減り、ベース生地も
傷んできます。勿論、修理をしながら使い続ける
ことはできます。
そこで、長期間使用する為に、毛量を極限まで
増やして丈夫な素材で制作するウィッグも
ありますが、今度は自然さを犠牲に
することになります。
数年前の年末のことです。
「ウィッグを壊してしまった!」
と修理依頼をいただいたことがあります。
緊急を要するので、至急パートナーの技術者を
呼んでお客様に弊社に来店して
いただきました。
来店していただいたお客様は帽子を被り、
ウィッグを持参。ネットは破れそのままでは
使用できない状態です。
応急処置として破れたネットの補修をすることに
なりました。あくまで緊急対応です。
修理中に、
お客様から色々と質問をいただきます。
特に相談を受けたのが装着方法です。
お客様は、連続装着タイプの方法で
ウィッグを付けていますが、自毛と地肌を
十分に洗えないこと、自毛脱毛が進んでしまい
装着跡が薄くなっていることにも
悩まれています。
今回は、自毛が伸びてぐらぐらになっていた
ウィッグの編み込み箇所をご自身で
ハサミを使い外されていました。
編み込み装着は、個人差がありますが、
約2週間経過すると自毛が伸びてウィッグが
グラグラで浮いてきます。
また、長年編み込み装着をしていると
装着箇所の毛が抜けやすくなります。
私からは、連続装着方法にはメリットと
デメリットがあること。
もっとも最良な方法は生活習慣に
合わせて装着方法を選ぶことを
お伝えしました。
ご本人は、他社製品を試したいけど、
今の装着方法を使っている間は諦めて
いたとのことです。
グラグラせずに装着したいとのことでした
ので連続装着可能な医療用テープでの
セルフ装着を勧めました。
医療用両面テープは、ドライヤー等で熱を
与えると接着度が復活します。
洗髪時に丁寧に剥がすとキレイにウィッグが
外れます。自毛地肌も十分に洗ってウィッグを
乾かして装着。
セルフ装着なら
装着コストを削減することができます。
テープ装着イメージ:こんな感じです。
↓
このお客様は、その後、テープ接着の
セルフ装着に切り替えられました。
セルフ装着なんて知らなかった・・・
もっと早く知りたかった・・・
そして、
装着コストが大幅に減らせたことと、
自毛や地肌を思う存分洗えること、
自毛地肌負担を軽減できるようになった、
装着強度も強いので安心とセルフ装着に
満足されています。
毎年年末になると思い出すお客様です。
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最強の護身術とは
物騒な事件が増えています。
いきなり不意に暴行を受ける
無差別傷害、闇バイトによる強盗等、
物騒な事件が増えています。
それでは、
見知らぬ人からの突然の攻撃
から身を守るにはどうすれば
よいのでしょうか?
数年前のウィッグセミナーの
休憩時間のことです。
参加者のサロンスタイリストの
女性が当ブログを見てくれていて
僕が空手を習っていることを
知っての質問です。
「女性でも使える護身術ってありますか?」
僕から、最強の護身術は、
1.危険な場所・人に近づかないこと
2.万が一近づいてしまったら急いで
安全な場所まで逃げること
と説明しました。
質問した女性から
「うーん・・・
そういうことを聞いているのでは
なくて、イザというときに使える
護身術を教えてほしいのです!」
と改めて聞かれました。
しかし・・・
書籍、雑誌、テレビ等で紹介される
護身術をイザというときに
使える人は、
普段から武道や格闘技で
実戦トレーニング(スパーリング等)を
積んでいる人、
場慣れ(喧嘩慣れ)、
している人に限られます。
そのような経験のない殆どの一般人は、
見知らぬ相手が突然襲ってきたら
筋肉が硬直し、動くことが
できなくなります。
場合によっては声も出ないでしょう。
まさに何もできない状態になります。
もっとも、
実戦経験豊富な方でも相手が武器を
携帯していたら対処することは
難しくなりますが・・・。
特に刃物を持った相手には逃げるしか
ありません。
仮に、護身ブザーを持っていても
いきなり襲われたら
体が固まってしまい、
ブザーを押すことすら難しいです。
書籍、テレビ等で護身術として紹介される、
例えば、
・相手が肩を掴んできたら
クルッと回って関節を決めて倒す!
・後ろから羽交い締めにされたら
腰を落として肘打ち!
・顔面に攻撃が飛んできたら
体を入れ替えて金的へ蹴り!
・手首を掴まれたら
手首を返しながら外して関節を決める!
・前から抱きつかれたら
突き飛ばして相手のスネを蹴る!
!!すべてフィクションの世界です!!
プールや海で泳がずに、
陸上でクロールや平泳ぎの
練習だけをしてもいきなり
水中に飛び込んだら
必ず溺れます。
実戦はそんなに甘くありません。
下手に護身術を覚えて
対峙しようとすると逃げ遅れて
大怪我に繋がります。
付け焼き刃で護身術を覚えるよりも
危険な場所や人を察しする感覚や、
逃げるための脚力、スタミナを鍛える
ことが最強の護身術です。
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2024年第9回ウィッグイベント
11月30日(土)に今期9回目のウィッグ
体験会を開催しました。
今年8回目のウィッグ体験(試着)会を
首都圏サロン(前回と々シニアお客様がメインサロン)で
体験会を行いました。
サロンのお客様向けに、特許ウィッグと
ふんわりボリュームアップシャンプーの
体験会です。
用意していた特許ウィッグは半数が売れました。
シャンプーもウィッグ購入いただいたお客様を
含めて相当数の予約をいただきました。
今回で今年の体験会は終了です。
次回は来年1月に開催予定です。
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悩み解消用ウィッグが広まらない理由(その3)
それは、似合わせカットセットです。
工場で仕上がったウィッグは、製作方法が
違えど、毛も長く、毛量も多く
出来上がっています。
出来上がったウィッグは、多くの場合
そのままでは似合いませんので
使えません。
そこで必要なのが
ウィッグの似合わせカット&セットです。
ウィッグのカットセットは特殊な技術の
ように思われますが、ウィッグの
毛質を理解してコツを掴めば、
多くのサロンスタイリストが
似合うようにカット&セット
できます。
しかし、一般的に
サロンスタイリストは技術志向が高いので
ウィッグを使ってのヘアスタイリングに
抵抗があります。
また、ウィッグの毛はカットして短く
することは出来ますが、長くすることは
再度の植毛が必要になります。
短くカットし過ぎての失敗を
避けたい心理もあって、ウィッグのカットセット
ができるスタイリストは少ないです。
そこで弊社では、サロンでのカットセット
処理を短時間で済むようなウィッグを
製作しています。
そして、ウィッグを必要とされる方々が
気楽にカットセットできる環境を
日本全国に構築したい思いが
弊社の理念でもあります。
日本全国でウィッグを気楽にカットセット
できる環境ができれば毛髪に悩む方々が
安全に確実にそして快適に悩みを
解消できると信じています。
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悩み解消用ウィッグが広まらない理由(その2)
それは、脱着(脱着方法含む)です。
ウィッグの装着方法は多種多様です。
1.金具クリップ(ピン)
2.編み込み(複数種類あります)
3.両面テープ
4.接着剤(シリコン等)
各々、一長一短があります。
私がオススメするのは、自毛状態と
生活スタイルに合わせて装着方法を
選択することです。
しかし、
すべてのお客様が満足される脱着方法
は現時点では残念ながらありません。
今回のブログでは、
金具と編込みのメリットとデメリットを
記します。
1.金具クリップ(ピン)
(1)メリット
自分で脱着可能、自毛をきちんと洗える
ので清潔。
就寝時外せるので頭皮、自毛負担がない。
(2)デメリット
自毛がなければ使用できない、同じ箇所で
留めていると自毛箇所がダメージを受ける。
留め方が甘いと外れる。
2.編み込み(複数種類あります)
(1)メリット
編み込み後、2-3週間はしっかり装着して
いるので外れるリスクが低い。
(2)デメリット
編み込み後、(個人差があるが)約2週間後
から緩んでくるのでウィッグがグラグラ。
編み込み箇所の自毛地肌を洗髪することが
難しく肌の弱い人は荒れたり化膿することが
ある。
長期間編み込みを続けていると自毛、地肌
へのダメージが蓄積し、編み込み箇所の
脱毛が進むことがある。
自分で原則外すことができないので
他社製品を試すことが極めて難しい。
次回のブログでは、
悩み解消用ウィッグユーザが増えない
理由(その3)をお伝えします。