アカンタレ
- 投稿日:2016年03月20日
- 作成者:
- カテゴリ:家族, 少年時代
心の弱い子供時代
僕は、小さいころから気が弱く、気が小さく
いつも誰かの後ろで付いていくような子供で、
リーダータイプではありませんでした。
そんな心の弱い子供を変えようと母親に小学校
低学年からカブスカウトという団体に入団させられ
ます。
させられます。と表現したのは、
入団は僕の意志ではないからです。しかも折角だから
誰にも頼られないような環境で自立心を持たせよう
と敢えて他校区の団に入団させられました。
入団日に自宅前で撮影した写真です(当時8歳)。
↓
自宅からカブ活動拠点は、山(正確には墓園)を越えて徒歩で
約1時間かかる場所です。
入団後は、毎週土曜日と祝祭日がカブ活動日です。
カブの制服に着替えて一人でカブ活動の集合拠点まで徒歩で行きます。
1971年当時、道路は舗装されていない箇所も多く、山には街灯が
ありません。カブ活動が終わる時間帯は夜です。
街灯がない真っ暗な山道を歩いていると光る目があちこちに。
野犬の集団です。
夏場になると苦手な蛇、百足、蜘蛛との遭遇。
小学校低学年の子供にとっては毎回恐怖との戦いです。
そして、もっと辛かったのは、
別校区のカブ団なので団のメンバーには友人、知人は一人も居ないこと。
他のメンバーは同じ学校の友人です。僕一人が部外者感。
子供心にも居心地の悪さを感じていました。
一方で毎週土日の活動と頻繁なキャンプで他校区の子どもたちとの
ふれあいは、かけがえのないもので貴重な体験でした。
あれから早40年以上経ちました。
今でも帰省して当時通った道を歩くと、その頃の団の仲間や
優しかったデンマザーや副隊長、隊長のことを思い出します。