ウィッグ(かつら)探求
- 投稿日:2019年03月03日
- 作成者:
- カテゴリ:ウィッグ, オリジナルウィッグ, かつら
かつらの進化
僕は、小さい頃から毛髪の悩みを持っていて10代後半からは
アルバイトで貯めたお金の大半を各種育毛剤・発毛剤、マッサージ、
器具等々、育毛・発毛効果があると聞くとなんでも試してきました。
今なら、理解できるのですが、当時は生まれつきの毛質や毛量も
改善できると信じ切っていました。
成人して成長しきった毛質が太くなったり、毛量が増えることは
ありません。そんなことが起こったらオカルトです。
当時は全くわからないので、各種育毛剤を使っていましたが、
まったく効果がなくて、似合わないパーマネントで誤魔化
す毎日を過ごしていました。
僕がはじめてかつらを使用したのは、1980年代後半で
購入するには大手メーカに通うことが一般的な時代でした。
当時のかつらを装着する方法は、前1箇所、横2箇所、後ろ
2箇所の計5箇所を金具留する方法。
かつらのベースは、一重ネット&旋毛周りは人工皮膚、生え際
は見せれないのでフロントの毛があれば、生え際より数センチ
後ろに装着するのが一般的でした。
↑僕がはじめて購入した1枚48万円のかつらです。
辛い思いでばかりですが、どうしても捨てることが
できずに手元に残しています。
時代が進んでかつらの装着方法も多種多様。
かつらの素材も多種多様。
現在Sランク工場のオーダーメイドかつらをきちんと使用すれば
他人から見て不自然に見えることはまずありません。
弊社のかつらもSランク工場製をメインで取り扱っています。
自然さを追求するために、髪の毛を自然に見せるための様々な
対応をしています。
例えば、毛の色をグラデーションを付ける、
生え際に産毛を再現、
生え際の毛の根元を脱色、
ベース部分を引き抜き植毛、
フロント部分を極薄いスキン(orネット)、
全てのパーツを交換可能
一昔前では考えられないほど自然で耐久性があって修理可能な
製品が実現できています。
一方でまだまだ進化できる点が多いとも思います。
例えば、装着方法
僕はテープ&接着剤での装着を採用していますが、もっと簡単に
できないか?もっと長期間使用できないか?
今も探求しています。
かつらの使用者から提供する側になってみて改めて
奥深さを感じています。