50代の転職活動

転職は縁とタイミングです。

 

 

 

知り合いの同年代男性が転職活動をしています。

 

 

 

50代になると客観的に判断できる高い能力や実績が

なければ転職市場は小さくなります。

 

 

 

彼は50代半ばですが、英語圏国家で10年近く働いて

きたので英語でのコミュニケーション力が高く、管理職と

しても十分な経験があります。

 

 

 

それでも書類選考もパスできない日々を過ごして

きました。

 

 

 

理由は、転職回数の多さです。採用企業の人事方針で

転職回数を制限することは珍しくありません。

 

 

 

そんななかでようやく某外資系ソフトウエア企業の

書類選考を経て面接に進みました。

 

 

 

会社を選べる立場でもないから精一杯アピールして

くるとの連絡を受けましたが、結果は二次面接でNG。

 

 

 

面接中に人脈の定義でボタンの掛け違いがおこり最終面接

に進むことができなかったようです。

 

 

 

 

その話を聞いて僕の10年前の転職活動を思い出しました。

当時、長期療養から転職活動をはじめたばかり。

 

 

 

ある日の某外資系企業面接

 

面接官は現場責任者

 

面接室に入室されてから一切目を見てくれません。

 

レジュメを見ながら

 

大学は出ていないの？

長期療養って何があったの？

長期療養中何をしていたの？

 

と横柄な態度で面接が進み、

 

「あなたは人脈はありますか？」との問

 

僕が常識的な回答をしたところ、

 

「そんなレベルは人脈とは言わない」

 

「ただの知り合い」

 

「あなたが憶えているだけで相手側は忘れている」

 

弊社の定義する人脈とは、

 

「あなたが再就職すると決まったら、日本の超大手企業役員が

集まってあなたに内緒で就職パーティを数百人の著名人を招いて

超一流ホテルで催してくれる」

 

あるいは、

 

「あなたが、弊社に入社したと決まったら超大手企業の

既存システムを弊社製品にあなたのためだけに全面

リプレースしてくれる」

 

そんな行動を起こさせてくれる人脈をお持ちの人材を弊社は求めます。

 

僕から、

 

「そのレベルの人脈がある人なら他人に雇われることはしないで、

自分で事業をしますよ。少なくとも私ならそうします。」

 

「◯◯さんはそのようなレベルの人脈をお持ちと思いますが、

何故、勤め人で働いているのですか？」

 

と反論して面接は終了。

 

 

今思い出しても冷静さを失った面接でした。

しかし、面接官との相性は最悪でした。

 

 

突き詰めると、転職は縁とタイミングです。

 

 

事業を興してからの成功も縁とタイミングだと思います。

 

 

現在、協業をしていただいているパートナー様との

ご縁に感謝する今日このごろです。