バブル時代なのに・・・・。
- 投稿日:2016年02月02日
- 作成者:
- カテゴリ:ウィッグ, かつら, 悩み
1990年、世は空前の好景気(バルブ景気)
僕は、小さい頃から毛髪に悩んでいました。
ルックスコンプレックスにも悩んできました。
そして、顔の作りは変えようがないけど毛髪の悩みは解消しなければ
ならないと考えてかつらメーカーでかつらを購入することを選択します。
結果、高い代償(数百万のローン)と引き換えに
かつらを使うことで一瞬(一時的)には毛髪の悩みから解消されます。
しかし、別の悩みが僕を苦しめることになるのです。
それは、かつらを付けているという悩みです。
他人からバレていないか?
人前で外れないか?
かつらを付けたら毛髪の悩みから解消されてアクティブな生活を送れる
と考えていましたが、現実は真逆です。
かつらを付けて人前に出るのが怖くてしかたないのです。
頭部を見られただけでバレた!と思ってしまうのです。
元々、ルックスに自信がないので鏡を見ることはあまりなかったのですが
かつらを付けてからはコンパクトミラーが必需品になりました。
また、外れるのが怖くて金具だけの装着が不安になり、強力な接着剤で
かつらと自毛をガッチリと接着していました。リムーバーで接着剤を落とす
ときに自毛が抜けることが辛い毎日です。
結局は、かつらを付ける前よりも性格も内向的になり、人と会うことが
苦痛になりました。仕事以外では人と接することを避けるようになって
いました。
当時は、バブル期で僕と同世代の若者は浮かれていましたが、僕の心は
沈んでいました。