頭皮の脂は薄毛の直接的な原因ではありません。
- 投稿日:2016年03月11日
- 作成者:
- カテゴリ:AGA治療薬, アンチエイジング, かつら, ヘアケア, ボリュームアップエクステ, 増毛, 毛髪, 毛髪製品, 洗髪
頭皮の汚れや脂で薄毛は進行しません。
毛髪に関わるビジネスをしていると
「おすすめできる育毛剤や発毛剤を教えてください」
との相談を受けることが多いのですが、
僕からは、
育毛・発毛剤の効果は人それぞれでどなたにも高い効果
が現れることは残念ながら期待できないことと
発毛剤についてもAGA治療薬以外には発毛効果も
医学的には実証されていないことを伝えます。
また、抜け毛が目立つようになってから洗髪回数を
増やすのは逆効果です。
実は、洗髪のしすぎは薄毛を助長する可能性が
高まりますので一日1回で十分です。
今でも抜け毛が促進されるのは、頭皮の汚れや皮脂
が原因と信じている方が大勢います。
しかし、
頭皮が汚れていたり、脂が詰まっていると薄毛になると
信じられていたのは19世紀の話です。
20世紀になってから多くの検証からこの仮説は完全に
否定されています。
それでも、現在も頭皮を清潔にして脂を取ることが
薄毛にならないためのヘアケア!と誤った情報が氾濫
しています。
たしかに、皮脂量が多すぎて脂漏性湿疹で頭皮に湿疹
が出来ることがあります。この湿疹が悪化すると
毛が抜けることがあります。
ただし、AGAとは違って一時的な脱毛であって湿疹が
治れば新しい毛が生えてきます。
また、高価なシャンプーを使うと薄毛対策になるような
コピーも見受けられます。
毛髪をつくるのは毛包部分です。この毛包部分は頭皮
から数ミリ下にあります。シャンプー剤はこの毛包部分
まで届きません。
よってシャンプー剤によって毛が生えることもありません。
但し、すすぎが重要です。すすぎすぎるほどで丁度よいです。
多くの方がすすぎが足らないのです。
洗いすぎもよくありません。シャンプーは一日に1回で十分です。
髪の毛にまつわる多くの誤解に惑わされないようにしてください。