逃げ道がない。
- 投稿日:2016年04月19日
- 作成者:
- カテゴリ:危機管理
退路を断つと本気にならざるをえない。
弊社パートナーサロンオーナーさんとの会食で
お互いのキャリアについて語ったときの話です。
僕は、20代半ばで利用し始めたかつらローンと痔疾を
治す為の高額漢方薬ローンで、29歳のときに総額で
400万円の借金を抱えていました。
漢方薬の影響で体も壊してしまい入院、無職状態。
世はバブル経済が弾けて求人も激減。
職も見つからず400万円の借金で一時期本気で自己破産
することを考えていました。
兎に角、借金を減らさなければなりません。
そこで高給を得れる外資系企業に絞っての転職活動。
しかし、元々スキルの低い自分では書類選考すらパス
できません。
もう駄目かな・・・・と考え始めた頃、日本で事業を
開始し始めたIT系企業に運良く採用されます。
しかし、入社してすぐに後悔することになります。
日本でスタートしたばかりの外資系企業。社内環境は英語、
社員の多くが外資系企業経験者や優秀な人たちばかり。
そのような中で自分は使い物にならないほどスキルは低く、
営業経験ゼロでありながら法人直販営業の立ち上げメンバー。
まったく仕事ができない、
社内英語環境にアクセスできず、
何をしたらいいのかわからない。
毎日辞めることを考えていました。それでも辞めると借金を
返すことができない。辞めたくても辞めれない。
結局、辞めずに働き続けるしか道が残されて
いませんでした。
その後、上司、同僚、他部署の方々、なによりも
担当したお客様に恵まれたお陰で3年目から毎年
社長賞をいただける成績を残せるようになり
あっという間に借金返済。
もし、自分に借金がなくて辞めても追い詰められない
状況だったら意志の弱い僕はすぐに辞めていたと
思います。
逃げ道がない状況だったので頑張れたのです。
ケツに火が点くと必死にならざるをえません。
ときには、自ら退路を断って追い込むことが必要です。