最適な離職率は?
- 投稿日:2017年04月29日
- 作成者:
- カテゴリ:就職活動
離職率=退職率
40代、長期療養後の就職活動で人材エージェントから
紹介された某外資系企業での人事本部長面接のときの話。
学歴、職歴の説明が終わり、フリーでの面談に進みます。
このときの面接官との相性は悪く噛み合いませんでした。
以下、面:面接官 私:遠藤
面「長期療養した理由は何ですか?」
私「体を壊しての療養です」
面「だから、その理由を聞いているのですよ」
面「病名を聞いているのですよ」
面「それは、本当に治ったのですか?入社後再発はないですか?」
暫く、長期療養の話が延々と続きます。
勿論、想定内の質問でしたが問いかけ方が刺々しいのです。
その後、逆質問の時間で
私「御社の離職率は、大凡でかまいませんが何%ですか?」
面「はあ?何故、そんな質問をするの?」
面「あなたは外資系企業で長く働いていて離職率が気になるの?」
面「反対にあなたに聞きます。最適な離職率を教えてください」
私「最適という定義では答えにくいのですが、一桁代(%)です」
面「離職率が一桁・・・(苦笑)」
面「会社はサークルではありません」
面「会社は仲良しクラブではありません」
面「弊社の離職率は言えませんが、私が求める離職率は25%です」
面「外資系企業は短期で結果を出せない人材は不要」
面「だから4年で全社員が入れ替わる25%が理想です」
面「四半期毎に人事評価をするので25%の離職率なら結果のでない
社員を辞めてもらって新しい血に入れ替えやすい」
重くるしい空気が流れて・・・最後に、
面「あなたの採用については現場とも相談します」
面「しかし、離職率に拘り、一桁代を求める人は弊社には向きません」
面「結果はエージェント経由でお伝えします」
その日の夜にすぐにエージェントから連絡がありました。
予想通リに不採用です。
離職率が25%を理想と言い切った人事のトップ。
4年で血を入れ替わることを求める企業。
色々と考えさせられました。
ちなみに、この外資系企業は既に日本から撤退しています。