哀悼

プロフェッショナル

 

小林麻央さんが逝去されました。享年34歳。

 

 

34歳という年齢を考えれば若すぎると考えてしまいますが

麻央さんは、下記の通りに生前にイギリスのBBCニュースに

寄稿しています。

 

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例えば、私が今死んだら、

人はどう思うでしょうか。

 

「まだ34歳の若さで、可哀想に」

「小さな子供を残して、可哀想に」

でしょうか？？

 

私は、そんなふうには思われたくありません。

 

なぜなら、病気になったことが
私の人生を代表する出来事ではないからです。

 

私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、
愛する人に出会い、
2人の宝物を授かり、家族に愛され、
愛した、色どり豊かな人生だからです。

 

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そして、

 

最愛の妻を失った悲しみを表面には一切出さず

翌日の舞台で演じきった海老蔵さん。

 

 

開演前直前に記したご自身のブログで

 

「どんな事があろうと、舞台。役者になるとは

そういう事なのかもしれません」

 

と歌舞伎俳優としての宿命と決意を記されました。

 

 

本当の、そして本物のプロフェッショナリズム。

 

 

歌舞伎界において市川海老蔵の格好良さは別格です。

新之助時代から格好良さは際立っていました

 

 

大河ドラマの武蔵を演じた頃です。

 

 

理屈抜きに格好良かった。その後、海老蔵を襲名して

色々とヤンチャな時代がありました。

 

 

役者人生を台無しにするようなときもあった。でも

そんな海老蔵さんを変えたのが麻央さんです。

 

 

そのことを誰よりも深く理解している海老蔵さん。

 

心中は他人には理解できないほどの喪失感。

 

それでも舞台に立ち続ける歌舞伎役者の使命。

 

 

 

今は麻央さんの冥福を心からお祈りいたします。

 

合掌