使い捨て増毛法→新規のかつら→追加のかつら
- 投稿日:2017年12月07日
- 作成者:
- カテゴリ:ウィッグ, かつら
増毛だけで毎年100万円の出費は破綻します・・・。
使い捨ての結毛増毛法は、
経済面でも自毛にも負担が大きすぎる・・・
そんな気持ちを持ち始めた頃、メーカのカウンセラーから、
オーダーメイドかつらへの転向を進められます。
使い捨て結毛増毛では、追加で延々と数千本の契約を続けて
(年間100万円ほどの費用)いくので経済的にも時間的にも
負担が大きすぎる。
そこで、画期的なかつらとして取り外し不要の装着方法と最新の
人工毛のかつらをミックスした製品を紹介されました。
「遠藤さんだけ特別の対応をさせていただきます」
と前置きをされて
当時5000本ほど残っていた結毛増毛をかつらへシフトする契約
を結ぶことになりました。
結局、このメーカーの結毛増毛法は、残念ながらかつらを購入
させるための撒き餌に過ぎなかったのだと思いました。
自毛を活かした結毛増毛法自体は、画期的な技術です。
しかし、使い捨てで有る限り、自毛と経済的な負担から継続利用が
困難なのです。
しかし、
かつら装着から開放されると信じていた増毛法は、
まったくの期待はずれで結局かつらへ回帰。
しかも、
新たに紹介された人工毛かつらの値段は、最初の大手メーカーの
約2倍の1枚85万円。
結果、
なけなしの貯金を使って100万円減らしたクレジットローンが再度
200万円を超えました。
当時の自分は、増毛できるなら!と必死で冷静な判断が
できませんでした。
当然のことながら薄毛の悩みは、親にも親しい友人にさえ
相談できず、自分ひとりで誤った判断を繰り返していました。
感覚が完全にマヒしていました。
メーカからは、人工毛かつらの軽いこと、特殊な人工毛なので水分を吸収
しないので早く乾くこと、熱に強いこと等々、人毛よりも遥かに多くの
メリットがあることを強調されていました。
しかし、実際に出来上がった人工毛かつらを見て愕然としました。
風合いが全くないのです。また、人工毛かつらを装着してからは、人工毛
特有のピーリングという現象に悩まされることになるのです。
ピーリングとは、毛が縮れてくる現象のことです。
当時、契約した人工毛かつらは、新規装着2ヶ月後頃から縮れが目立つよう
になりました。ピーリングは、摩擦による静電気や毛を引っ張ることで発生
します。
このピーリングという現象は、人毛では、基本的に起こりにくいです。
ピーリングが起こると、見た目にも不自然(不潔にも見える))です。
根本的な解決策は、ピーリングを起こした毛先をカットするしかありま
せんが、どんどんかつらの人工毛が短くなるので限界があります。
また、ピーリングを放置すると、誰の目にもかつらと映リます。
但し、人工毛には、前述のようにメリットもあります。
最新の人工毛の中には、ピーリングが発生しにくい高品質製品もあります。
このピーリングに悩まされて以降、一枚85万円の不自然なかつらとの戦い
が待っていたのです。
下記の写真がピーリングを起こした人工毛です。毛先すべてが、
このような状態になると誰が見てもかつらに見えます。
使い捨て増毛法からカツラへ転向してすぐ1枚では壊れたときの対応が
できないので2枚製作しましょう!
結局、押し切られるように1枚85万円のかつらを2枚契約です。
ピーリングで毛先がチリチリになったかつらを交互に
使う毎日です。
装着は、接着剤を使って自毛にかつらを結ぶ方法。2週間ほどなら
生活に支障もないのですが、それを過ぎると自毛が伸びてかつらが
グラグラ動きます。自毛地肌も綺麗に洗えない。
ピーリングの不自然なかつら、
新たなかつらローン、
安定しない装着・・・
ストレスだらけの毎日です。