2018年春季空手審査会
- 投稿日:2018年04月29日
- 作成者:
- カテゴリ:趣味
通常の生活空間では感じられない特別な日。
先週の日曜日は通っている空手道場の審査日でした。
数年ぶりに審査会に参加しました。
審査では、基本、テイクダウン、組手の熟練度を
チェックされます。
組手は、通常稽古のスパーリングとは違い、相手の
攻撃の強さ、間合い、緊張感も異なります。
10代の頃は、兎に角強くなりたい!
喧嘩に強くなって女の子の前でええ格好したい!
そんな気持ちばかりでした。
年齢を重ねて50歳を超えた今は、強くなりたい気持ち
は薄れて、健康や精神面の安定が空手をする目的に
なりました。
武道の原点は真剣勝負。それが心と肚を鍛えます。
スパーリング、組手は怖いです。
おそらく多くの方は、一生涯において他人から蹴りを
受けることや捌かれてテイクダウンを取られる経験は
ないと思います。
特に強い相手と対峙すると、極度の緊張感と恐怖心で
身体が思うように動いてくれません。丁度、若いころに
強そうな相手と喧嘩するときの精神状態です。
呼吸も乱れて心のスタミナもどんどん消耗します。
しかし、その恐怖心を乗り越えて組手を続けていくと
徐々に平常心が養われます。
平常心=人間形成。
すなわち、武道は人間形成だと思います。