マンガのような2人の男
- 投稿日:2019年05月24日
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- カテゴリ:コア
ブレない信念の二人の男
土方歳三とチェ・ゲバラ
両名は、現代でも年代問わず人気があります。
それはルックスの良さが際立っていることも理由の
一つでしょうが、僕は彼らの生き様にあるとも思います。
チェ・ゲバラ
本名:エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ
1928年6月14日 – 1967年10月9日
アルゼンチン生まれ 政治家であり革命家
ジョン・レノンに
「あの頃、世界で一番かっこいいのがチェだった」
とまで言わせた男
チェは、裕福な家庭に生まれ育ちながら
アルゼンチン以外の南米の貧困地の状況を見聞するなかで
マルクス主義に傾倒していきます。
キューバ革命では、革命軍のリーダーのカストロの
ナンバー2として活躍し、革命を成就させた人物。
政権の座についたチェは、国立銀行総裁に就任。
自身の給料を半分以下にして
キューバ国民の教育を無償化!医療の無料化!
すべてが国民のための政策。
そのままキューバでカストロと共に行動をしていれば
英雄として悠々自適!
の筈なのに・・・。
キューバはカストロに任せて、
チェは、他国の圧政に苦しむ人達のために、コンゴ、ボリビア
でのゲリラ戦に身を投じるが失敗し、革命の道半ばで戦死。
土方歳三
1835年5月31日-1869年6月20日 武蔵国多摩郡石田村生まれ
幕末期の幕臣
土方は、武士家庭には生まれなかったが、武士らしく
生きたいとの思いから浪士となり壬生浪士隊を経て新選組
の副長になります。
新選組は京都の治安維持に貢献したが、鳥羽伏見の戦いに
敗れ、江戸に帰還。
江戸に戻った新選組は目指す甲府城をすでに新政府に占領され、
勝沼の戦いにも敗れます。
その後旧幕府海軍榎本武揚と蝦夷に渡り、蝦夷政府を樹立し、
榎本が総裁、歳三は陸軍奉行並となり、新政府との戦いにおいて
函館の地で戦死。
両名とも30代で命を落としています。
彼らの生き様を知れば知るほど、両名には私欲を感じません。
(一方では、人一倍の女好き)
だからこそ知識や名誉や権力を手にしても信念がブレない。
一般的には、知識や名誉を手に入れると人間は臆病になるものです。
しかし、チェ、土方とも知識、名誉、権力を手にしながら筋だけは
誰にも譲らない。一切妥協しません。
また、両名とも異国の外国人との交流も活発でした。
そこで、どれだけ圧倒的に強い相手でも交渉事はすべて同等に進めて
一切謙らない。その交渉方法は、極めて男っぽいです。
結果、最終的には、強い相手の上に立ち圧倒的なリーダーシップを
発揮します。
彼らが生きたなかで現在では理解しがたい犯罪行為も多少は
あったかと思います。それらの犯罪行為は容認できませんが、
その生き方としての一本の筋の通し方はどこまでも清々しい。
もしも両名が、自らの信念に拘らず、周囲と和合していれば
戦死することもなく、更に歴史に名の残る有名な政治家になって
いたでしょう・・・。
土方、チェとも権力を握りながら権力に溺れることを潔しとせず
自らの信念に生き、そして散っていきました。
彼らのような生き方はできないけど今一度起業した意味を
見つめなおして自分コアをベースに邁進してまいります。