編み込み装着について

編み込み式装着の使用感

 

 

先日の投稿で編み込み方法についてもう少し詳しく

知りたいとのご意見をいただきました。

 

 

そこで、自分の経験も踏まえて今回は編み込装着方法

について改めて記します。

 

 

私は、30年前からウィッグを愛用しています。

 

金具クリップからはじまり、

ピンポイント編み込み、

接着剤、

編み込み、

全面貼り付け、

接着テープ・・・・・。

 

 

 

編み込み装着方法は、10年間ほど利用してきました。

 

 

ちなみに、編み込み方法にも複数種類あります。

 

１．ガチガチに隙間を少なく編み込む方法

２．ピンポイントで編み込む方法

３．接着剤と併用して編み込む方法

 

等々

 

 

私の利用していたのは、１．ガチガチに編み込み方法です。

 

＜メリット＞

 

・簡単には外れません

・安心感

・自分で脱着不要

 

＜デメリット＞

 

・2週間ほどで緩んでくる

・編み込み箇所が十分に洗髪できない

・編み込み箇所の脱毛

・他社製品を試すことが難しい

 

 

ウィッグを使う方の不安点のひとつが人前で

外れることです。

 

 

 

 

そこで、ガチガチに装着する編み込みは、外れない

=安心感がウィッグユーザにとっての不安点を

払拭してくれるように感じます。

 

 

でも、冷静になって考えてみて、人前でウィッグが外れる！

ってどういうシチュエーションなのでしょうか？

 

 

どんな装着方法でもウィッグの毛を掴まれて引っ張られる

ようなことがない限り、簡単には外れません。

 

 

私は、金具クリップで装着していた頃、台風の日に外出

したことがありますが、ウィッグが外れることは

ありませんでした。

 

 

正しく付ければ、金具クリップでも相当装着力は強いです。

簡単に外れません。

 

 

 

また、日常生活においてウィッグユーザがウィッグの毛を

引っ張られる場面になることは、極めて低いでしょう。

 

 

よって、日常生活においては外れることを神経質に

心配する必要はないと思います。

 

 

外れない安心感の編み込み装着ですが、その安心感は

装着後2週間ほどのことです。実際には、2週間を過ぎて

くるとグラグラ緩みはじめます。

 

 

そうすると他の装着方法よりも安定感が高いとは

言えなくなります。

 

 

 

また、洗髪で編み込み箇所が十分に洗えないのは

相当なストレスです。個人差がありますが、

編み込み箇所の脱毛も起こります。

 

 

では、私が編み込み装着を10年間に渡って利用した

理由は何でしょうか？

 

 

それは、

 

１．自分でウィッグを外すことが難しいので他社製品を

試すことができなかったこと。

 

２．サロンスタッフの対応が良いこと

 

の2点です。

 

 

もし他社製品を試したいなら、編み込みではなく、

金具クリップ等の自分で脱着できる方法に替える

必要があります。

 

しかし、快適な対応をしてくれるスタッフに装着方法を

替えることを伝えることを躊躇します。

 

 

結果、自分で外しにくいことと、サロンスタッフの対応が

素晴らしいので、他社製品を試す機会をつくるのは

非常に難しくなるのです。

 

 

ちなみに、私の利用していたメーカの編み込み装着費用

は年間で約15万円です。専用洗髪製品を含めると

年間で20万円ほど。

 

 

ウィッグ使用料も含めると2年間で100万円以上の

出費でした。

 

 

 

編み込み方法を否定するわけではありませんが、

他の装着方法と比較しメリット、デメリットを

十分吟味して選ぶことをオススメします。