コロナ前・コロナ後
- 投稿日:2020年04月19日
- 作成者:
- カテゴリ:危機管理
昨年4月と今年の4月、ガラッと変わりました。
たいへんな時代になりました。
自由に外出、通勤、通学、職場で仕事、外食、ジムで
身体を鍛える、ゴルフ、カラオケ、旅行・・・
当たり前の生活です。
しかし、
新型コロナウイルス(以下、ウイルス)の影響で
今まで当たり前と思っていた生活は
できなくなりました。
日本国内全域で非常事態宣言が発令されました。
5月7日に、解除予定です・・・
しかし、日々増加するウイルス感染者数。
しかも、陽性率の高さ(東京都の最近2週間での
平均は50%を超えています)から潜在感染者数は
相当な人数であることがわかります。
5月7日に解除することは難しいです。
今は、自粛を緩めると感染者数が増加します。
ウイルス収束(終息ではありません)には、有効な
ワクチン、特効薬が提供されることが必要です。
専門家の方々の多くが、神がかり的に奇跡が
起きてもワクチン・特効薬が完成するのは
今から1年後との見解です。
コロナウイルスは、変異もしやすく、ワクチン・
特効薬の開発は困難です。コロナウイルスの一種で
あるSARSのワクチンは17年経過していますが
現在も完成していません。
ちなみに、ワクチンは完成しても実用化される
までには5年-10年必要と言われています。
現実的には、今後1年以上に渡り、ウイルスとの
長い戦いを覚悟しなければなりません。
自粛と経済を回すことを繰り返しながら、ワクチン・
特効薬が提供されるのを待つしかありません。
当然、生産力は落ちます。
給料は下がるでしょう。
倒産、失業も増えるでしょう。
更に消費は冷えるでしょう。
結果、GDPは5%以上下がるでしょう。
金融システムも不安定になるでしょう。
そして、日本は自然災害国です。
地震、台風、火山爆発のリスクがあります。
これからは、数年間に渡ってウイルスとの戦いを
しながら自然災害にも備えなければなりません。
そのためには、今後1年以上は今までの
当たり前の生活を送ることはできないことを
受け入れて生活の仕方、仕事の仕方も変革が
求められています。
伝統文化以外のアナログ文化にどっぷり
浸かってデジタル化の波に乗れない会社、人は
淘汰されます。
楽観的にならず、
現実から目をそらさず、
希望を持ち続けて、
変化を恐れず、
むしろ変化を受け入れて、
賢く思考し、
賢く行動して、
乗り越えていくこと、
それが大事だと思います。