時代を変えた漢たち
- 投稿日:2020年05月25日
- 作成者:
- カテゴリ:コア
ブレない信念の二人の男
土方歳三とチェ・ゲバラ
両名は、現代でも年代問わず人気があります。
それはルックスの良さが際立っていることも理由の
一つでしょうが、僕は彼らの生き様にあるとも思います。
チェ・ゲバラ
本名:エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ
1928年6月14日 – 1967年10月9日
アルゼンチン生まれ 政治家であり革命家
ジョン・レノンに
「あの頃、世界で一番かっこいいのがチェだった」
とまで言わせた男
チェは、裕福な家庭に生まれ育ちながら
アルゼンチン以外の南米の貧困地の状況を見聞するなかで
マルクス主義に傾倒していきます。
キューバ革命では、革命軍のリーダーのカストロの
ナンバー2として活躍し、革命を成就させた人物。
政権の座についたチェは、国立銀行総裁に就任。
自身の給料を半分以下にして
キューバ国民の教育を無償化!医療の無料化!
すべてが国民のための政策。
そのままキューバでカストロと共に行動をしていれば
英雄として悠々自適!
の筈なのに・・・。
キューバはカストロに任せて、
チェは、他国の圧政に苦しむ人達のために、コンゴ、ボリビア
でのゲリラ戦に身を投じるが失敗し、革命の道半ばで戦死。
土方歳三
1835年5月31日-1869年6月20日 武蔵国多摩郡石田村生まれ
幕末期の幕臣
土方は、武士家庭には生まれなかったが、武士らしく
生きたいとの思いから浪士となり壬生浪士隊を経て新選組
の副長になります。
新選組は京都の治安維持に貢献したが、鳥羽伏見の戦いに
敗れ、江戸に帰還。
江戸に戻った新選組は目指す甲府城をすでに新政府に占領され、
勝沼の戦いにも敗れます。
その後旧幕府海軍榎本武揚と蝦夷に渡り、蝦夷政府を樹立し、
榎本が総裁、歳三は陸軍奉行並となり、新政府との戦いにおいて
函館の地で戦死。
両名とも30代で命を落としています。
彼らを単なるテロリストとするのは容易いです。
彼らの生き様を知れば知るほど、両名には私欲を感じません。
※ 一方では、人一倍の女好き!
だからこそ知識や名誉や権力を手にしても信念がブレない。
一般的には、知識や名誉を手に入れると人間は臆病になるものです。
しかし、チェ、土方とも知識、名誉、権力を手にしながら筋だけは
誰にも譲らない。一切妥協しません。
また、両名とも異国の外国人との交流も活発でした。
そこで、どれだけ圧倒的に強い相手でも交渉事はすべて同等に進めて
一切謙らない。その交渉方法は、極めて男っぽいです。
結果、最終的には、強い相手の上に立ち圧倒的なリーダーシップを
発揮します。
彼らが生きたなかで現在では理解しがたい犯罪行為も多少は
あったかと思います。それらの犯罪行為は容認できませんが、
その生き方としての一本の筋の通し方はどこまでも清々しい。
もしも両名が、自らの信念に拘らず、周囲と和合していれば
戦死することもなく、更に歴史に名の残る有名な政治家になって
いたでしょう・・・。
土方、チェとも権力を握りながら権力に溺れることを潔しとせず
時代に逆らい、自らの信念に生き、そして散っていきました。
彼らのような生き方はできないけど今一度起業した意味を
見つめなおして邁進してまいります。