免疫力についての誤解
- 投稿日:2020年06月25日
- 作成者:
- カテゴリ:健康
重要なのは、低すぎず、高すぎず、ほどほどに!
免疫力を高めよう!!!
免疫力を下げてはいけない!!!
免疫力アップ!!!
新型コロナウイルスの影響で巷では
免疫力を高めることが重要との
記事や投稿が増えています。
ちなみに、”免疫力”とは、正式な医学用語
ではありません。
人間が自分の身体に入ってきた外敵
(ウイルス、病原菌等)を排除しようとする
働きです。
免疫力が高ければ、
病気にならない!
病気になりにくい!
仮に病気になっても短期間で全快!
そんなイメージですね。
実際に、風邪をひかない人の多くが
「免疫力が高いから!」と言います。
だから、
免疫力アップ!免疫力を高める!的な
健康法はヒットします。
それでは、免疫力は高ければ高いほうが
良いのでしょうか?
多くの専門家(医師等)の見解は、
”免疫力は高すぎても低すぎても身体によくない”
です。
弊社にも相談にいらっしゃる円形脱毛症で
悩まれている方々。
一昔はストレスが主原因とされていましたが、
正確には、毛髪をつくり出す毛母細胞という
細胞を、免疫が「敵」と間違えて攻撃して
しまい、毛髪が抜けたり生えなくなったり
する”免疫機能異常の病気”と考えられて
免疫機能が高すぎることで発症します。
コロナウイルスに対しても免疫力が高すぎる
ことにより、正常細胞までもが免疫力に
よって攻撃を受けます。
実際にコロナウイルスは消滅したが、正常細胞
が壊されてコロナとは別の理由で重症化する
ことがあります。
よって、免疫力が、低すぎるのも高すぎるのも
身体には良くありません。
大切なことは、”ほどほどの免疫力”を保つこと。
コロナウイルスから身を守るためにと必要以上に
神経質になって免疫力を高めようとする必要は
ありません。