【大手カツラ会社その1】心の痛み
- 投稿日:2021年01月18日
- 作成者:
- カテゴリ:かつら, 大手メーカーその1
人生を変えてくれるはずだった
カツラなのに・・・
僕は、
小さい頃から毛髪に悩んでいました。
ルックスコンプレックスにも
悩んできました。
そして、顔の作りは変えようがない
けど毛髪の悩みは解消しなければ
ならない!と考えて、
大手かつら会社でかつらを購入
することを選択します。
しかし、
あまりにも理不尽な扱いを受け続け、
嫌気がさして1年一寸で通うことを
止めました。
また、使い物にならない2枚のかつらは
廃棄状態にして、残りの2枚を使って
いました。
このかつらを使うことで毛髪の悩みを
解消できると信じ、高い代償を払った
わけですが、新たな悩みが
僕を苦しめることになるのです。
それは、
かつらを付けているという悩みです。
他人からバレていないか?
人前で外れないか?
かつらを付けたら毛髪の悩みから解消
されてアクティブな生活を送れると
考えていましたが、現実は真逆です。
かつらを付けて人前に出るのが怖くて
しかたないのです。
頭部を見られただけでバレた!
と思ってしまうのです。
元々、ルックスに自信がないので
鏡を見る習慣はなかったのですが、
かつらを付けてからは、
コンパクトミラーが必需品に
なりました。
かつらが緩んで居ないかをチェック
するためです。
また、外れるのが怖くて金具だけの
装着が不安になり、
強力な接着剤でかつらと自毛を
ガッチリと接着していました。
リムーバーで接着剤を落とすときに
自毛が抜け抜ける
ことが辛い毎日です。
結局、かつらを付ける前よりも
性格も内向的になり、
人と会うことが苦痛になりました。
仕事以外では人と接することを避けるように
なっていました。
兎に角、人前に出ることが怖いのです。
多額のかつらローンを返済する為だけに
仕事をするような生活です。
会社に行くのも会社で仕事するのも他人の
目線が気になって仕事に集中できません。
当時は、バブル期で僕と同世代の
若者は浮かれていましたが、
僕の心は沈み切っていました。
自分を変えてくれるはずのかつらによって
心がボロボロに病んでいたのです。