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12年前の記憶、3.11、人災

2011年3月11日(金)14時46分18.1秒

東北地方太平洋沖地震が発生

 

 

 

東日本大震災から12年が経ちました。

 

 

 

 

亡くなられた方々に対し謹んで哀悼の意を

捧げるとともに、ご遺族の方々にお悔やみ

を申し上げます。

 

 

 

 

また、今も被災地で不便な生活を

強いられている方々、

その方々をケアされている方々、

原発事故処理に従事されている方々、

彼らのことを絶対に忘れてはいけない

ことを思い知らされる日です。

 

 

 


 

 

3.11の大震災

大津波による福島第一原発事故

未曾有の災害で日本は戦後最大の

国家危機に陥りました。

 

 

 

 

12年前、改めて

現在の人間の力では、自然災害を防ぐことは

できないことを嫌というほど

思い知らされました。

 

 

 

 

 

だからこそ、

防災よりも備える減災が重要!

必ず大震災がくることを前提とした危機感を

持ち、備えることが大切です。

 

 

 

 

 

福島第一原発事故の直接的な原因は天災です。

しかし、原発を安全に運転させるために

絶対必要な冷却システムを長期間停止させて

メルトダウンを起こしたのは人災だと

思います。

 

 

 

 

 

福島第一原発は、収益アップとコスト削減を

優先して、海水を汲み上げる電力を節約

するために、わざわざ建設時に土地を掘り下げて、

低い位置に建設しました。

 

 

 

 

 

 

 

しかも、福島第一原発では非常用の発電装置が

一部を除き、地下に設置されていました。

このため、津波によって水没してすべての

冷却機能を失ってしまいます。

 

 

 

 

さらに地上にあったものも、接続されていた

電源盤が損傷してしまって、原子炉への電力の

供給ができなくなってしまいます。

 

 

 

 

人災と思う理由は、

2000年代、大津波で福島第一原発の全電源喪失の

危険性を専門家から指摘され、早急に非常電源設備を

地上高く設置すること等の非常時の冷却対策の

絶対必要性を強く求められました。

 

 

 

 

 

 

しかし、東電幹部は津波被害の確率を過小評価

して前述の対策を無視します。

 

 

 

そして、2011年3月11日原発事故が起きます。

福島第一原発事故直後、東電の会長社長とも不在。

社長会長の両トップは、当初は廃炉を嫌がる、

格納容器爆発危機で撤退したい、

後は自衛隊への対応を要望等々、

無責任であまりにも酷い状況が続きました。

 

対策費用をケチった結果、費用事故対策だけで

20兆円以上のコストが必要となりました。

 

 

 

 

 

危機感を持って備えましょう。

危機感を持ち、備えることの重要性を

改めて痛切に感じる今日3月11日です。

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