最強の護身術
- 投稿日:2023年04月07日
- 作成者:
- カテゴリ:危機管理
理不尽な事件
公共の場で暴行を受ける物騒な事件が
今年も全国で発生しています。
それでは、
見知らぬ人からの突然の攻撃から
身を守るにはどうすれば
よいのでしょうか?
コロナ前の増毛エクステセミナーの
休憩時間でのことです。
参加者のサロンスタイリストの女性が
当ブログを見てくれていて僕が空手を
習っていることを知っての質問です。
「女性でも使える護身術ってありますか?」
僕から、最強の護身術は、
1.危険な場所・人に近づかないこと
2.万が一近づいてしまったら急いで
安全な場所まで逃げること
と説明しました。
質問した女性から
「うーん、
そういうことを聞いているのでは
なくて。。。イザというときに使える
護身術を教えてほしいのです!」
と改めて聞かれました。
しかし、
書籍、雑誌、テレビ等で紹介される
護身術をイザというときに使える人は、
普段から武道や格闘技で
実戦トレーニング(スパーリング、組手等)
を積んでいる人や、場慣れ(喧嘩慣れ)
している人に限られます。
そのような経験のない殆どの一般人は、
見知らぬ相手が突然襲ってきたら
筋肉が硬直し、動くことが
できなくなります。
場合によっては声も出ないでしょう。
まさに
何もできない状態になります。
もっとも、
実戦経験豊富な方でも相手が武器を
携帯していたら対処することは
難しくなりますが・・・。
護身ブザーを持っていてもいきなり
襲われたら体が固まってしまい、
ブザーを押すことすら難しいです。
書籍、テレビ等で護身術として
紹介される、
例えば、
✓相手が肩を掴んできたらクルッと
回って関節を決めて倒す!
✓後ろから羽交い締めにされたら
腰を落として肘打ち!
✓顔面に攻撃が飛んできたら
体を入れ替えて金的へ蹴り!
✓手首を掴まれたら手首を返しながら
外して関節を決める!
✓前から抱きつかれたら突き飛ばして
相手のスネを蹴る!
すべてフィクションの世界です。
プールや海で泳がずに、
陸上でクロールや平泳ぎの練習だけを
してもいきなり水中に飛び込んだら
溺れます。
実戦はそんなに甘くありません。
下手に護身術を覚えて対峙しようと
すると逃げ遅れて大怪我に繋がります。
付け焼き刃で護身術を覚えるよりも
危険な場所や人を察しする感覚や、
逃げるための脚力、スタミナを鍛える
ことが最強の護身術です。
まさに、
”危機管理意識”と”基礎体力”
が重要です。